大正時代から建つ、かつては米問屋として活躍していた建物のリノベーションである。

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南側の昔ながらの縁側廊下が面しているのは、元々の物流のための船着き場であった川と、その向こうに広がる華やかな中之島の借景であったため、まずはこのロケーションを最大限生かしたいと考え、縁側も室内空間に取り込みつつ大きく南側に開く計画とした。

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また、既存の建物の構造を支えるための大きな構造梁や柱、小屋組みのダイナミックな架構は、今回の改修のデザイン面での一番重要な主役となった。