都内の喧騒の中、雑居ビルの3階にひっそりと佇むレコードバー。

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“その場所に昔からずっとあるような店にしたい”というオーナーの要望のもと、建物のスケルトン状態を極力仕上げまで残す手法で設計を進めた。

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スケルトンの粗削りな迫力に呼応させるように、新たに造作する部分にはブラックウォルナットの無垢カウンターや鉄道の枕木、建設現場の足場板など、過去の痕跡をしっかりと残している材料を採用することとした。

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店内に流れる古き良き音楽、センスのよい年代物のオーディオ、時間の積み重ねとともにこの空間も成長してくれることを願っている。