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011.北沢の住宅
Type:
住宅/新築
Location:
東京都
Design period:
2018.12~2019.10
Construction period:
2019.11~2020.7
Structual design:
中村哲建築設計事務所 中村哲平
Builder:
渡邊技建株式会社 江口孝子
Photo:
鳥居重宏
車通りの多い幹線道路沿いに建つということから、周囲の視線や騒音が気にならないようなプライバシー確保への配慮をしつつ、いかに明るく開放的な住宅を実現できるかということが大きなテーマであった。敷地の北側が大きく幹線道路に面していることは周囲の視線や騒音の面ではたしかに不利であったが、日影規制のかかる当該地域内では周囲に迷惑をかけることなく比較的高さのある建物を計画できるという利点でもあった。
限られた敷地面積の中で余裕をもった室内空間を確保することが求められたため、周囲より高い位置に配置できるルーフテラスをプライベートな外部空間と捉え、この場所を外部とのバッファゾーンにすることを計画の根幹とし、プランニングを進めた。ルーフテラスは中庭のような役割を持つ場所とするため、居間食堂の吹抜けは高さ制限いっぱいにできるだけ高く計画し、大きな開口部を通じて室内の連続としてつながりを感じられるように計画した。
内外の仕上げについては白を基調としたシンプルな塗装壁をベースに、存在感が引き立つような木や石などの素材感の感じられるものを施主さまとともに選定し、各所にバランスよく配置している。
周辺環境がにぎやかな都心の敷地で、周囲の視線や騒音を気にせずにのびのびと日常を過ごすことができるくつろぎの住まいになってほしい。
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