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012.東白楽の住戸
Type:
住宅/改修
Location:
神奈川県
Design period:
2019.8~2020.2
Construction period:
2020.3~2020.8
Builder:
大鷹工務店 大鷹喜幸(大工工事)
築35年の鉄骨造のビルの一室の改修である。
改修計画においては常々、目に見える既存の間取りや雰囲気にとらわれず、その空間の“素”の姿を想像することが大切だと考えている。
3階建ての最上階で元々日当たりがとてもよく、大きな開口部が各所に設けられていたのだが、間仕切り壁で部屋が細かく分節されてしまっていたためにせっかくの良好な周辺環境がもたらす恩恵を活かしきれていない印象であった。
改修プランとしては細かく分節されていた部屋をできるだけワンルームにつなげ、気持ちの良い光と風が空間全体を抜けるように意識したプランニングとした。
壁天井ともに断熱補強を内部から行っているため、有効に使える室内空間は数値的には狭くなったものの、主張のないミニマムな仕上げや選定素材の統一化およびワンルーム的なプランニングで空間をつなげることで、以前の空間よりも感覚的にはずっと広々とのびやかに感じられるようになったことと思う。
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