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019.上落合の住宅

Type:

​住宅/新築

Location:

​東京都

Design period:

2024.7~2025.5

Construction period:

2025.6~2026.3

Collaborative design:

狩野翔太/狩野翔太建築設計スタジオ

Structual design:

​中村哲平/中村哲建築設計事務所

Interior design:

wool design room​

Builder:

​株式会社輝高住研

Photo:

堀越圭晋/エスエス

東京都心の変形地に建つ宿泊機能のある住宅の計画である。

インバウンドを見込んだ民泊利用という条件により、必然的に下町の雰囲気のある建て込んだ住宅街の一角に建てることに。近隣商業地域内、防火地域という住宅を建てるには圧倒的に不利な要素が多い敷地条件とコストの問題もあり、当初の鉄骨造の計画を経て、最終的に耐火木造で進めることとなった。結果的には耐火による規制と予想外の施工の難しさに対して、どこまで意匠的な意図を残していけるかという現実的なせめぎ合いの中で作り上げたように思う。

告示仕様による耐火木造は、構造は木造ではあるものの、そのすべてが分厚い石膏ボード(ほとんどの部位が21mmボード2枚貼り)で表面を塞ぐ必要があるため、納まりやデザインに大きな制限があるのはもちろん、施工側の手間も想像以上にかかるものであった。

空間全体の統一性やその秩序を守ることを大切にしつつ、実際の運営を考えたときに外国から訪れる宿泊者に対してはその魅力をweb上の写真や文章のみで伝える必要がある。個人住宅で気を付けているように触って感じる本物の素材感や住んでみてからわかる心地よさの提案はベースに大切にしつつ、実際に空間に入らなくてもわかるくらい、少しおおげさに伝えられるくらいの分かりやすい素材表現や空間演出が求められた。

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